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知らないと危険かも!サングラスに寿命があるって知ってましたか?

お気に入りのサングラスってあると思います。しかしまだ使えるから、壊れていないからといっていつまでもそのまま使っていると危険かもしれません。

なぜならサングラスには寿命があるからです。

この記事ではサングラスの寿命についての正しい知識と交換時期について紹介します。

目次

サングラスの寿命とは?

サングラスを買うときにUVカットについて気にされていますでしょうか?

サングラスにはUVカットという性能があります。UVは「ultraviolet」の略で日本語でいうと紫外線です。つまりUVカットのサングラスとは紫外線をカットできるサングラスです。

むしろUVカットのないものはサングラスと呼べません。それほど重要な性能です。

実はこのUVカットいつまでも紫外線を防げるわけではありません。UVカットの性能は大体3〜5年が寿命と言われています。つまりこれがサングラスの寿命になります。

UVカットの性能が落ちたサングラスを使い続けると目に悪影響を与えることがあります。

UVカット性能が落ちたサングラスを使い続けるとどうなるか?

人は日差しが強ければ目を細めます。そして瞳孔は収縮して目に入ってくる光の量を調節します。

しかしサングラスを掛けると眩しさが軽減されるので、本来、人が持っている調節機能が働かなくなります。

もしサングラスに紫外線カットの性能が無ければ、大きく開いた目や瞳孔からもろに紫外線が入ってくることになります。

もうお分かりだと思いますが、紫外線カットの性能が落ちたサングラスを使い続けると、かえって紫外線のダメージを多く受けることになるのです。

目の紫外線対策にはよく色の薄いサングラスが良いとされるのも同じ理由からです。

色が薄ければ眩しさは軽減されないので自然と目の調節機能が働きます。したがってサングラスによって紫外線がカットがされ、さらに目の調節機能でさらに紫外線の量を減らせるわけです。

反対に色の濃いサングラスの場合は暗く感じるので、当然ながら目や瞳孔が開いてしまいます。そのためその分、目に紫外線が入ってくる量が多くなります。

色が濃いか薄いかは主観的なものです。客観的な指標としてサングラスには「可視光線透過率」というものがあります。「可視光線透過率 30%」だったら可視光の30%がサングラスを通して入ってくるという意味です(可視光を70%カット)。

紫外線は可視光ではありませんので、紫外線に対してこの指標は参考になりません。紫外線にはまた別の指標があります。それはこの後すぐに説明します。

UVカットの正しい知識

サングラスには必ずUVカットについての表記があります(万が一なかったらそのような製品を買うのはやめましょう)。

表記の仕方にはいくつかあり、次の3つさえ理解していれば大丈夫でしょう。

  • 紫外カット率 99.0%
  • 紫外線透過率 1.0%
  • UV400、UV420など

「紫外カット率 99.0%」は、その名の通り紫外線の99.0%をカットします。つまり1%の紫外線がサングラスを透過するということです。「紫外線透過率 1.0%」はそのことを表しています。どちらかの表記、あるいは両方を併記している場合もあります。

UV400、UV420などの表記もよく見かけます。UV400という表記は400nmより波長の短い光(紫外線は380nmより短いもの)をカットするいう意味です。UV400は大体「紫外線カット率 99.0%」と同じくらいの性能と考えてよいでしょう。

UV400より後にUV420などの製品も出てきました。UV420は目に悪影響を及ぼすHEV(高エネルギー可視光線)も一部カットできるため、近年人気があります。

消費者庁のサングラスの品質表示では「紫外線透過率」での表記を指導しているようです。

サングラスのUVカットの方式についても確認しておきましょう。一般的に次の2種類に分類されます。

  • レンズ表面に紫外線吸収剤をコーティングをしている
  • レンズに紫外線吸収剤を練り込んでいる

どちらが良いかというと紫外線吸収剤を練り込んでいる方です。コーティングの場合は剥がれてしまえばUVカットの性能は無くなります。コーティングの場合はお手入れや保管方法に気をつける必要があります。

また、このに紫外線吸収剤はいくらでも紫外線を吸収できるわけでありません。紫外線が吸収できなくなったら寿命ということです。

紫外線による目への影響

強い紫外線が目に入ることによって、目もダメージを受けます。例えばウィンタースポーツをする方なら聞いたこともあると思いますが、雪目(電気性眼炎)がそうです。これは強い紫外線に長時間さらされて、角膜が炎症を起こし、目の痛みや充血といった症状が出ます。

そのほか、紫外線を浴びることは白内障、翼状片、黄斑変性症などの目の病気の原因の1つとして考えられています。

また、目に入る紫外線は肌の日焼けやシミ、ソバカスの原因となることもあります。これは目から紫外線が入ってくると、脳が「日差しを浴びている」と認識して、日差しから守るために日焼けを引き起こすというものです。

結局のところ、買い替えの時期は?

詰まるところUVカットの性能が落ちたら買い替えどきです。前述した通りUVカットの性能の寿命は大体3〜5年です。

これもあくまで目安であり、使用頻度や保管方法によっても寿命が変わってきます。

特にサングラスは高温多湿に弱いので、きちんとケースに入れて保管しましょう。車のダッシュボードの上に置きっぱなしはもってのほかです(置き忘れてしまうこともよくありますね)。これは紫外線浴び放題、熱々になり放題で最悪です。

実際のところUVカットの性能がどれくらい落ちているかは、専用の機械で測定しないとわかりません。気になったらUVカット率を測定する機械を置いてあるメガネ屋さんもあるので相談してもいいでしょう。

もしサングラスをしていたにもかかわらず、目の充血やいつもより目の疲れを感じたりしたらUVカットが落ちているかもしれません。早めの買い替えを検討した方が良いでしょう。

UVカットはレンズの性能ですので、フレームが気に入っているならレンズの交換だけでも大丈夫です。扱っているレンズはメガネ屋さんで違ったり、サングラスによっては交換できないケースもあります。UVカット性能と合わせてメガネ屋さんに相談することをお勧めします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。このようにサングラスには寿命がありますので、タンスの奥から引っ張り出したサングラスやもらったりした中古のサングラスは寿命がきているかもしれません。

しかし丁寧に扱って正しく保管すればその分寿命は確実に伸びます。でもそれがなかなか出来ないんですよね。。。

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